島キャン実施レポート

奄美での生活

2018年夏 奄美大島
マングローブ公社
8/22〜9/11
駒澤大学文学部  本庄 毅
内容の濃い1ヶ月間でしたー
マングローブでの1日
水辺に運び下ろす前のカヌー

朝8時すぎに宿を出発し、9時前にマングローブパークに到着。そこからその日の予約人数を確認し、ロープでくくりつけているカヌーを発着場である水辺に運び下ろす作業をします。これがかなり重労働で、カヌーは取っ手がないため持ちにくく、重さもそれなりにあるため朝のこの作業は大変でした。運び下ろしたカヌーは一艇ずつ綺麗に拭きあげ、朝一の作業は終了です。

マングローブパークでは、1日5回ツアーがあります。だいたい1回のツアーで、出勤しているガイドの半数である4人がツアーに同行します。お客様に、ライフジャケット、カヌーのパドル、必要に応じてレインコートをお配りし、ガイドの説明が終わると、お客様がカヌーに乗るため、ボートを押さえ、乗り降りの補助をおこないます。ツアーに同行しなかった残りのガイドは休憩、テントの設営、昼食をとるなどしています。この休憩時間は釣りをしたり、川に飛び込んだり、働いてる方と会話をしたりと、充実していました。ツアーに同行する場合は、お客様が安全にツアーに参加できるよう最後尾からついていき目的地まで漕ぎます。川の満潮、干潮により、流れが違うため、流れの強い干潮時には、お客様自身で漕ぐことが難しいので、ロープでカヌーを引っ張ります。目的地に着いてからは、お客様の写真撮影、マングローブの説明をし、来た道を再び戻り、ツアー終了となります。ツアーから戻って来てからは、ライフジャケットを干したり、カヌーの片付けをします。

5回のツアーが終了すると、カヌーを拭き、朝の状態に戻し、1日の仕事が終了します。

奄美大島の自然、文化、集落
ガジュマルの木で遊ぶ宇検の子供達

奄美に到着して第一に思ったことは、動植物の多さです。ヤシの木やバナナの原生が見られたり、カメレオンの様な見た目をしたキノボリトカゲがいたり、ヒラタクワガタもみつけました!マングローブ公社のスタッフに聞いてみると、奄美大島では、奄美大島だけにしか生息していない固有種が数えきれないほどいる、とおっしゃっていました。日本全体で見ればものすごく小さな島なのに、固有種がこれだけいるということは、奄美大島の自然がいかに豊かなのかがわかりました。昨年、大学のゼミで、奄美大島の宇検村に行きました。そこで豊年祭に参加し、ふんどし一丁になって相撲をとりました。それが忘れられず今年も豊年祭に参加しました。

出会いと別れ
空港まで送ってくれた きりさん(左)とゆうさくさん(左から3番目)

奄美大島に1ヶ月いて、1番印象に残ったことは、人との出会いです。
僕は友達と2人で島キャンに参加したのですが、就業して1週間〜2週間は他の島キャン生たちとよく集まり、楽しい日々を過ごしていました。
しかし、1ヶ月間奄美に滞在していたため、仲の良かった島キャン生はみんな帰ってしまい、知り合いがいなくなってしまった僕らは、2人になってしまいました。

そんな中、最初に出会ったのは、僕らが宿泊していた宿のお兄さん(ゆうさくさん)でした。
昨年奄美に来たときに、オシャレな内装に惹かれ泊まった宿に、今年も泊まることにしました。

チェックインをする際、ゆうさくさんは僕らのことを覚えていてくださり、話していく内に仲良くなってお酒を共にしたり、いろいろな場所に連れていってくださいました。
ゆうさくさんとは、東京に帰って来た今でも連絡をとるほど仲が深まりました。

2人目は、よく通っていたBarのお姉さん(きりさん)でした。
きりさんは奄美の観光地をほとんど知っていて、いろいろと教えていただき、連れていってくださいました。

その他にもたくさんの出会いがあり、東京に帰って来た今でも連絡をとっている方もいます。
仲良くなった分、別れるときは寂しかったです。まとめられないくらい本当にいろいろな方と出会って、人生で最も濃い1ヶ月間だったと思います。

よく通っていたBar。マスター(真ん中)
加計呂麻島(実久)