島キャン実施レポート

加計呂麻島と来々夏ハウス

2018年夏 加計呂麻島
来々夏ハウス
8/15〜8/28
甲南大学/文学部  二宮緋奈子
島キャン2018夏
おもてなし
タオルを首に巻いて仕事してました

ココナツハウスはとても人気で、カレンダーを見ると1ヶ月先はすでに予約で埋め尽くされていて、2ヶ月先もちらほらと予約があるという状況でした。だから、1ヶ月の間に休みはありません。毎日お客様のために働きます。就業中も、台風が来たとき以外は早朝から起きて朝ごはんの準備をし、部屋を掃除して、夜ご飯の準備をするという生活を繰り返しました。

働くということは、自分の都合で休みにするということはできないことだと学びました。自分がやる気にならないときでもやらなければいけません。また、ココナツハウスの主人はとてもおもてなしの心がある方で、お客様がどのようにしたら喜んでくれるかを1番に考え、動いてくれる方でした。

お客様との会話も積極的で、食事の時に会話をしながら加計呂麻島の魅力を語っていたりしました。おもてなしは、そういったお客様のために何かをしてあげたいとおもう心からくるのであると思いました。

何もない島

加計呂麻島には、コンビニさえもありません。その代わりに、海、山、川などの自然が溢れています。そのような自然の中に人間が住まわせてもらっているようなものに感じます。

何もないところでしたが、不便は感じませんでした。家にいると、少し喉がかわいたら、すぐコンビニにいってジュースを買っていましたが、加計呂麻島ではそうは思いませんでした。それよりも、満天の星空をみたいと思える島でした。集落の人はみんな知り合いで、その人の名前だけでなく出身地や家族構成など、深いところまで知っていたりします。

島のお祭りに行った時、抽選会やカラオケ大会がありました。集落の人たちはとても仲が良く、子供たちもとても楽しんでいるようでした。

人との出会い

加計呂麻島での生活は、新しい出会いがあったからこそ成り立っていたと思います。一緒に就業した島キャン生は、初めて会ったのに2週間共に過ごしたし、就業先の奥さんと主人は、島の外からきた私たち大学生に、島のことをたくさん教えてくれたり、美味しいご飯を作ってくれたりとたくさんお世話になりました。休憩時間に島に出ていき、島を観光しているときも、たくさんの人と話し、加計呂麻島の魅力を語ってくれました。

人との出会いは人生をより豊かにし、幸せにします。しかし、ぼーと立っているだけでは人には出会えません。自分から歩いていって声をかけ、話を膨らませることによって、たくさんの出会いが生まれます。そのことを今回の島キャンで感じました。

私は、これから出会う人たちひとりひとりを大切にして、積極的に物事にチャレンジしたいと思っています。