島キャン実施レポート

挑戦する、それは価値あるもの。

2022年夏 奄美大島
ばしゃ山村
8/30~9/13
国際文化学部  大泉萌
忘れられない奄美大島での思い出
私が島キャンに参加するまでのお話
就業先に到着してすぐに撮った写真。青く透き通った海を見たときの感動は、今でも忘れられません。

大学3年の6月。

周りの人たちは少しずつ就職活動を意識しはじめ、私も将来について考えなければいけないと悩み始めていた頃でした。とりあえず周りに合わせて企業説明会に参加…?一般企業のインターンに応募…? もともとメディア業界や観光業界、町おこしなど様々な分野に興味があったのでネットで調べていると、島キャンのホームページに辿り着きました。正直なところ、はじめは「奄美大島ってどこにあるの?何県?」状態で、島についての知識は一切なし。調べたことすらありませんでした。しかし、"離島で就業体験しながら島おこしをする新しい形のインターン”に心惹かれて、直感的に「挑戦してみたい!」という好奇心で応募。

このようにして、私の島キャンは始まりました。

島で「働く」ということ
奄美の郷土料理といえば「鶏飯」 お茶漬けのようにさらっと食べれちゃいます!

 私は、奄美大島にあるリゾートホテル ばしゃ山村 さんでレストランのホールスタッフとして就業体験させていただきました。飲食店での経験はあったので、業務内容はたいして変わらないだろう!と思いながら若干緊張しつつも、初出勤日を迎えました。初日から就業するや否や「これはどうやって食べるのですか?」「このお魚は何?」とさまざまな質問が投げかけられました。

奄美大島には、鶏飯や油そばなどの郷土料理、そして関東ではあまり聞かない離島ならではの食べ物が多く存在します。ほとんどのお客様が日本の南国リゾート地へ観光しに、ワクワクした気持ちで来られています。そのようなお客様の「奄美をもっと知りたい」に応えたいと思い、料理がどのように出来ているのかを詳しく聞いてメモしてみたり、試食させてもらったりなどしました。実際、お客様に「この白い飲み物は何ですか?」と質問されたときに細かく説明をできた時は、少しでも奄美の魅力を伝えられたのかなと思うと嬉しくなりました。(白い飲み物というのは、奄美大島や沖縄などで古くから飲み継がれている、お米とサツマイモと砂糖で作られた「ミキ」という飲み物のことです!) 

また、働いていくなかで「おもてなしの心」をより一層学べた気がします。私が出勤していた日に、30名ほどの団体のお客様がご来店されるということで、職場の皆さんと一緒に夕食のお手伝いをさせていただきました。お皿やお箸の並べ方だったり、お料理の装飾が少しでもずれていたら見栄えを良くするために綺麗に直したり、お客様のために一つ一つ丁寧に準備させていただきました。他にも、お客様が写真撮影をしていたら「よければお料理と海と一緒に写真お撮りしましょうか?」とお声がけしたり、もし自分がお客様の立場だったらどのようにしてもらったら嬉しいか、常にお客様ファーストで思いやる気持ちが大切であると、働いてみて改めて感じました。

島で感じたこと
島料理を食べながら、奄美の島唄を生で聴かせていただきました。迫力満点!

島に行く直前までは、島に馴染めるかどうか不安でいっぱいでした。しかし、そのような思いは一瞬にして取り除かれました。「どこから来たの?」「今度一緒にドライブに行こう!」などフレンドリーに声をかけてくれたり、原付のバイクに乗った地元の方には「最近よく見かけるけど、どこから来たの~?」と通りすがりで生のグアバをいただいたり、アットホームな人の温かさを感じました。また、ご飯に連れて行っていただいた時に驚いたことがありました。それは、楽しい雰囲気になれば、皆でおいしいご飯を食べ飲みながら 唄ったり 踊ったりします。島という小さなコミュニティだからこそ、人との繋がりを大切にしているのだと思いました。

また、島を移動するのに車が必須だなと感じました。バスは通っているけれど、数分おきにやってくる地下鉄とは異なり、本数もそんなに多くありません。交通手段が無ければ中心街には出れないし、買い物にも、ましてや観光名所にも足を運ぶことができません。交通手段が限られていて不便だなと思うこともあったけれど、逆に不便だからこそ体験できたことも多くありました。私が1人で散歩していると、遠いところから見つけてくれて「○○!トラックに乗りな!」と声をかけてくださり、ちょっとしたドライブに連れて行ってもらったり。少し遠くに行きたい時は、寮の人と一緒にヒッチハイクをして目的地まで連れて行ってもらったり。島だからこそできる貴重な体験をさせていただきました。

奄美大島で過ごした2週間は、私にとって刺激的で、全てにおいて新鮮な毎日でした。郷土料理を食べに連れて行ってくださったり、生の島唄を聴かせていただいたり、星空を見にドライブへ行ったり、夜遅くまで同じ寮に住む人たちと語ったり、みんなで花火をしたり。(台風も初めて経験しました!)島に行く前の自分と比べると、ヒトとしても成長できたかなと思います。 

 奄美大島に着いて、初日に言われた言葉があります。それは「人とのご縁を大切に」。島で過ごしていく中で、たくさんの新しい人との出逢いに触れてきました。生まれた場所も育った環境も違う、いろんな価値観を持った人たちと交流していく中で、今まで以上に人との繋がりと縁について考えさせられました。いろんな選択肢がある中で、大学3年生の夏に奄美大島で、ばしゃ山村で働けたこと、皆さんに出逢えたこと、私にとって一生の財産です。

奄美大島で関わってくださった皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!

そして、島キャンに少しでも興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。実際に足を運んで、自分の目で、身体で感じてこそ、本当の島の良さを知ることができるはずです。

綺麗な海を背景に行われる「ネリア婚」 皆さんの幸せそうな姿を見て、ほっこりしました☺
同じ寮で過ごした人たちとヒッチハイクでジェラート屋さん「La Fonte」へ!
海岸のごみ拾いをしました。ごみの量に驚かされましたが、これからもきれいな海を保つためにも、私たちは環境問題について考えなければいけないと感じました。