島キャン実施レポート

自然遺産・奄美大島、堪能しませんか?

2022年夏 奄美大島
マングローブ公社
8/16〜8/30
亜細亜大学 都市創造学部  尾之内弘明
〜山と、海と、マングローブと〜
全ての作業はお客様のために
意外と軽いカヌー、陸上げ中、、

私は2週間、マングローブをカヌーで巡るツアーガイドのインターンを行った。初日はカヌーの清掃や備品の整備などを行い、次第にガイドのサポートとして同行したり、実際に学んだことを基に自らガイドを行うなどインターン期間の中で成長できる体験となった。

10日間の就業を通して、行う作業一つ一つがお客様のためであることを頭に入れて仕事することが重要だと学んだ。事前に水滴やゴミが入っていないか確認したり、ガイド中の誘導や補助の声かけ・写真撮影や乗り降りの声かけといったホスピタリティ全てにおいて意味があり、全てはお客様に快適に楽しんでもらうために重要なことだと理解した。この考え方は接客業問わず、将来就職して仕事を振られる際にも活用できると考える。事業の目的やなぜ上司が仕事を頼んできたのか、それらの目的やターゲットを理解することで仕事のクオリティや成長、新たな気づきに結びつくのだろう。そのような働き方や考えを知ることができた就業体験だった。

山と海が織りなす独特な生活、島人の暮らし
アマミノクロウサギめっちゃ出てきます。かわいい、、たまにイノシシも出るかも、

奄美大島は海が綺麗だ。自然豊かな山々もある。その全てを生活に取り入れているのが奄美大島での生活の特徴だろう。カヌーやサーフィンといったマリンスポーツを気軽に楽しめ、生活道路のすぐそばをクロウサギやルリカケスが生息し、満点の星空を楽しめる地域である。比較的観光と生活による乖離がなく、生活の側に魅力が詰まっているような島だと思った。奄美市の中心部は繁華街やスーパー・市役所・高校などもあり住みやすい印象だった。また、地域や集落によって伝統的な街並みが見られたり、自然と調和した住居が存在し、とても特色のある暮らしやすい島である。

一方で生活の影響が強く、マングローブには上流から流れてきた家庭ゴミや粗大ゴミ・クロウサギやリュウキュウアカショウビン・ルリカケスなどの生態系に影響しているという側面もあった。実際にガイド中も漂流物を拾う清掃活動を並行して行っていた。この先も自然環境の保全や野生動物の保護・ハブやマングースの捕獲など奄美に住む人々が意識的に考えていくことが重要だろう。独特の生態系や貴重な自然を持続していくためにも、今以上に住民や観光客の意識を向上して行く必要がある。

さいごに
海と山とマングローブ、全てを体感。マングローブって山じゃないの?海じゃないの?その答えはぜひ現地で!

奄美大島はとても自然豊かで、魅力的な島だ。

海で遊び、山で遊び、圧倒的自然な景色を堪能することのできる島だ。

それと同時に、島民の生活圏内でもある。

今回はツアーガイドという観光業から奄美大島に触れ、休日もさまざまなところを“観光”した。自然を相手に接客するプロフェッショナルさ、自然を活かしたスポット、自然を堪能することのできる場所だった。

それは島民からしたら“あたりまえ”の生活の一部であり、日々の生活、日常である。そのような自然と人・観光と生活とが密接に関係しあって成り立っている“奄美大島”はとても魅力の詰まった地域だと言える。

 

訪れる人それぞれが違う印象を感じ、虜になる奄美大島、ぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。その際には日焼け止めを忘れずに、、

 

今回お世話になったマングローブ公社をはじめ、奄美大島で出会った全ての方々にお礼とともに、度重なる台風への被害をお見舞い申し上げます。

ありがとうございました。1日も早い復興とこの先の発展をお祈りいたします。

 

2022/09/29 尾之内弘明

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