島キャン実施レポート

与論と出会えてよかった

2019年夏 与論島
SUPよろん
8/15〜8/28
相模女子大学/人間社会学部  池田日向
2週間で変われました!とーとぅがなし与論島
何のためにどう働くか
日の出SUPの際に撮っていただいた写真

就業初日、SUPよろんの龍介さんから「教わる<考える・やってみる」を意識して、就業することについてお話しいただきました。これは、社会に出た時に最も必要とされる力です。正直私は、自分で考えて行動することが一番苦手でした。でも、このままではいけない、変わらなくてはいけない、という強い気持ちを持って就業すると決めました。

余裕がない最初の頃は、周りを見ることができずに、お客様のサポートを十分にすることができませんでしたが、慣れてくると、お客様の雰囲気やペースによって、声色や喋り方を無意識に変えたり、話す内容を変えたりといった、自分の考える最善の方法をとることができるようになっていきました。自分で考えて動くことができるようになった、成長したといえると思います。

実際に島で働いてみると、島では自分のためというよりも「人のため、島のために働く」という姿勢が強くあると感じました。私がおこなったお客様のサポートもお客様に楽しんでいただくことを一番に考えていましたし、龍介さんがされている海に優しい洗剤の普及や、海ごみを拾う活動は海のため、島のためです。

自分のために働くというのも、もちろんありますが、誰かのために働くという考え方を強く知れたのはとても良かったと思います。

島人ってすごい
魚を見せていただきました。初めて見る魚ばかり。

私が島で一番衝撃を受けたのは島の方の温かさです。

初日に近くの海岸へ行くと、まずは海の綺麗さに驚き感動しました。やはり写真で見るのとは違う感動がありました。しかしそれよりも、島の方のアットホームな雰囲気に衝撃を受けました。海の写真を撮っていたら、おじさんに「魚を見せてあげるからこっちにおいで」と声をかけていただきました。近づいていくと見たことのない綺麗な魚を見せてくれました。そしてその場でその方と電話番号を交換して、さらには飲みに誘っていただきました。都会ではあり得ないことです。驚きました。

その後も海岸や町で顔見知りの方が声をかけてくださったり、車で送っていただいたり、バスの運転手さんが声をかけてくれたり、自転車が壊れて困っていると近くに住む方が家から出てきて、直してくださったりと、信じられないほど優しい方ばかりで本当に有難く、申し訳なく感じるほどでした。

与論の魅力
幻想的な夕焼けです。美しい。

私が思う与論の魅力は綺麗な海、感動的な景色、あたたかい人です。

まず、綺麗な海。本当に驚くほど綺麗です。ずっと見ていたい海です。2週間毎日あの海を見れていたのは本当に幸せでした。今も恋しいです。写真で見るよりも波の音を聞いたり、潮の香りを嗅いだりしながら生で見る海は最高です。ダイビングやシュノーケリングで見た海の中も本当に綺麗でした。特にシュノーケリングで見たたくさんのサンゴは圧巻で、また見たいです。

次に、感動的な景色です。特に星空が感動的です。都会とは見える星の数が全く違います。天の川もはっきりと見えます。あんなにしっかり天の川を見たのは初めてでした。そして、夕日もとても綺麗です。特に尾道遊歩道で見た夕日には感動しました。海と夕日のコラボレーション、最高です。朝日もまた良いです。日の出SUPで海の上で見た朝日にはエネルギーを感じました。早く起きて朝日を見るのもオススメです。

最後に、あたたかい人です。これは実際に行かなくては感じられないことですが、島でのたくさんの出会いは本当にあたたかく、嬉しいものでした。島の方と出会うだけでなく、観光で来ている方との出会いもありました。島の方の優しさに甘えっぱなしの2週間でした。本当に感謝しています。飲みの場で、「辛いことがあったらここに帰ってきな」と言っていただけたことがあります。出会ったばかりの私にこんな優しい言葉をかけてくださる人がいるんだと本当に嬉しく思いました。帰る場所があるというのは心強いです。これからも頑張っていこうと思うことができました。

2週間、与論で過ごすことができて本当に良かったです。成長できたと自信をもって言えます。また、様々な経験や出会いがあり、忘れられない2週間になりました。島の方々や第2タームのみんなのおかげで充実した日々を送ることができました。本当にありがとうございました。また帰ってきます。とーとぅがなし!

第2タームのみんな。本当にありがとう。楽しかった。
一番お世話になった皆田海岸。キラキラで綺麗。
尾道遊歩道。大好きな場所。