島キャン実施レポート

「今までの自分」から脱却して「新しい自分」へ」

2017年夏 喜界島
喜界町商工会
2017年8月2日~8月15日
立教大学法学部  鈴木 琴絵
人生のターニングポイント。喜界島での2週間、全てが貴重な体験に。
今ある商品の陰には
商品開発のようす

私は喜界町商工会でお世話になっていたのですが、商工会のHPリニューアルのお手伝いをさせて頂くと同時に、マンゴーを使った商品開発にも少しチャレンジさせて頂きました。商品開発の方は島キャンに行く前からざっくりと決まっていたのですが、肝心の出口については何も決まらないまま、島キャンを迎え、さらには1週間を過ぎてしまいました。
HPリニューアルもなかなか進まない、商品開発も出口が見えない、この八方塞がりな状況に焦りしか感じなかったことを覚えています。
でも、商品開発を通して、自分の目の前にある商品の偉大さに気づきました。
普段何気なく飲んでいるペットボトル飲料や、なくなったら生きていけなくなるであろうスマホを始めとした家電類、大好きな洋服や化粧品等のアパレル関連品などなど、お金を出して買うもの全てにおいて商品としての企画立案?外注、製品化まで程度に差はあれすべてお金がかかっていて、大変な労力の末に出来上がっています。
商品の対価としてお金を支払うのは当たり前ですが、今回の商品開発を通してものを買う時にありがたみを感じるようになりました。

お酒を通しての発見
喜界島の大好きな光景

お酒を通して私は二つの固定観念を打破することが出来ました。
喜界島には2つの酒造会社があり、「伝蔵」、「朝日」、「たかたろう」の3つの黒糖焼酎が出ています。
私は今まで飲むお酒といえばカクテルばっかりでした。
しかし島に来て初めて(黒糖)焼酎をいただいたのですが、その予想外の飲みやすさにすっかり虜になってしまいました。
二日酔いになってしまうかと思いきや、全くそんなことはなく、お酒に酔えることにも感動でした。
お酒が飲みやすいだけでなく、一緒に飲んでいる方達がいい人たちだったというのもあるかもしれません。
特に商工会にお世話になっていたということもあって、青年部の皆さんとの繋がりが濃かったのですが、青年部といえば何かあれば打ち上げ、打ち上げといった感じでした。もともと私は飲むのがとても好きだったので、喜んで参加させて頂いていたのですが、そこでいろいろな業界の人たちとお話できたことで、自分の焼酎は飲みにくいというイメージだけでなく、職業に凝り固まったイメージも打破することができました。

Another Sky
喜界島の大好きな光景

来年就活を控えている私として、一番お聞きしたかったのが、「今の仕事を選ぶ決めては何だったのか?」です。
島でたくさんの人と触れ合って感じたのは、思ったよりも「好きなことを仕事にする」という価値観を持っている人が多いな、ということです。
正直言って、島に行く前までは、仕事は給料を重視して決める。としか思えませんでした。
特にやりたいことがなかったし、仕事=お金を稼ぐための手段と考えていたからです。
そんな中で島の方々のお話をお聞きして、どうしてやりたいこと、好きなことが見つかるのだろう、と疑問でした。
過ごしていくうちに、その答えの一つが「周囲の環境」にあるのではないかと行き着きました。
綺麗な海、さとうきび畑、日中の照りつける太陽の日差し、天の川・流れ星を臨める星空...
そのような自然と対峙することで、純粋な自分の気持ちを知り、向き合うことができるのも納得です。
喜界島生活は、2週間では短すぎるほどの充実感でした。
私のAnother Skyと言える場所に出会え、島で素敵な人たちに出会え、感謝するとともにこのご縁を大事にして行きたいです。

私のイチオシ、伝蔵のソーダ割り
家での試作品たち
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