島キャン実施レポート

じゃがいもをつくる農家さんが大切にしていること

2017年夏 徳之島
アグリ徳之島
2017年8月2日~8月15日
サレジオ高専/機械電子工学科  s.w
島キャンを通して第二のふるさとができました
準備の大切さ
重機を使っての作業

僕は、今回のインターンシップを通して「準備」の大切さを強く学んだ。
じゃがいもの収穫時期は春で、僕が参加した夏はまだ何も植えていなかった。
作業は炎天下の中での石拾いや草むしり。
正直、参加した当初は収穫のイメージをもっていたため、とても驚いた。
ある日、生産者の長野さんからこんな言葉をもらえた
「春の収穫のためには、地道な準備がとても大切なんだ。
手伝ってもらえて助かるよ」
この言葉をもらえてなんだかやる気がでた。
「準備」はどんなことにおいても大切なことだと思う。
43歳にして現役メジャーリーガーのイチローも
「準備とは、言い訳を排除すること」
という言葉を残している。
今後の人生において、さまざまな困難がやってくると思うが
今回学んだ「準備」を大切にし、乗り越えていきたい。

闘牛
大切に育てられている牛

僕は、格闘技が好きで、島キャンでは「闘牛」があるから徳之島を選んだ。
「闘牛」は農作業などで使っていた牛が闘う様子を見たことからから始まり、農耕を通じて人間と牛が係わりだした頃から自然発生的に生じたとされている。奄美における闘牛は約400年もの歴史があるという。
13日、14日と2日間の大会を観戦したが動画などでみるよりも想像以上の迫力があった。
なかには、角でつかれて流血している牛もいた。
それぞれの牛には応援団があり、牛が勝つと「ワイド!ワイド!」という掛け声でとても盛り上がっていた。
大会の本番は、初場所(1月)・春場所(5月)・秋場所(10月)の年3回で6場所の「全島大会」というものがあると地元の方から聞いた。
今度は全島大会の時期に徳之島に行ってみたい。

食事
船釣り成果!

今回のインターンシップで一番印象に残ったことは食事だ。
ヤギ、イノシシ、鶏刺し、トコブシなどはじめて食べたものや、釣ったカツオ、アジの刺身などどれも最高に美味しかった。
カツオ釣りでは、長野さんが所有している船にのせてもらい、糸を引く体験をすることができた。想像している以上に引きが強く驚いた。
船はとても揺れていたが、楽しい気持ちだったので酔うことはなかった。
また、お盆の時期だったため長野さんの親戚や友人との同窓会にもたくさん参加させてもらえた。島のみなさんはとても明るくて島外の人に対してもとてもフレンドーに話しかけてくれた。
徳之島には自然や闘牛など素晴らしいものはたくさんあるが、一番は人の優しさだと感じた。また、徳之島に来て島人とたのしく食事がしたい。