島キャン実施レポート

島キャン2018年夏

2018年夏 奄美大島
ばしゃ山村
8月28日〜9月12日
専修大学 経営学部  鈴木 日菜
島おこしインターンシップ
2週間の就業体験

私の2週間の主な仕事はレストランのお手伝いでした。料理の配膳、テーブルセット、お土産用の鶏飯の作成などです。
出勤時間はその日のご予約の数にもよりますが、だいたい9時出勤が多かったです。
飲食店でバイトをしたことはあったのですが、リゾートホテルということもあり、少し緊張していましたが、ばしゃ山村の皆さんがすごく優しく教えてくださったので働きやすい環境でした。

島料理、奄美大島の郷土料理を出しているので、お客様から「この料理なに?」と質問されることも多く、私自身も島料理に詳しくなれました。
お昼ご飯も、夜ご飯も、料理長が毎日美味しいご飯をつくってくれました。
島ならではの鶏飯・とびんにゃ・かしゃ餅・ふくらかん・西郷どん・パパイヤの漬物・伊勢エビまでも。幸せでした。

歩いていける海

週2回の休みがあったのですが、その際に奄美大島の南の方や加計呂麻島に出かけました。
私が就業していた北の笠利町には、大きな商店街などはなく、海!山!という感じで、歩いてすれ違う人は少し年齢が高めの人が多かった気がしました。
しかし、笠利町から下ったところにある名瀬には、大きな商店街やスーパーや居酒屋がたくさんあったので、人も多かったです。
島に住むのには、車と免許は必須だなと感じました。

そしてなにより、歩いていると場所や時間によって海の色々な顔が見ることができます。

夜はハブに注意して歩くんだよ〜と言われたり、当たり前のように同居生活しているヤモリ、ウミガメと一緒に泳げたり、毎日見え方の違う海、お酒が大好きな奄美大島の人たち…島での生活は毎日がゆったりでみんな幸せそうでした。

非日常でしかない日々

私は、生まれも育ちもずっと東京です。そのため、歩いてすぐの距離にコンビニやスーパー、電車に乗ったら渋谷・新宿というのが当たり前で、そのような生活しか経験したことがありませんでした。旅行は大好きなので色々な所には行きますが、旅行なので長くても5日ほどの滞在で、2週間(島キャンの就業期間)も…とすごく不安ばかりでした。
しかし、実際に島に行ってみると、そんなに不便に感じることはありませんでした。島の人たちは本当にみんな優しい人が多いので、何度も助けてもらいました。スーパーに行きたいと思って手をあげて道に立っていれば、車がすぐに止まってくれて人生初のヒッチハイクも経験できました。これといった娯楽はないけれど、スーパーがあればなにも不便に感じることはありませんでした。
歩いていける距離には、とっても綺麗な海、夜には満点の青空、みんなでBBQをしたり、花火をしたり、毎日のようにお酒をのんだり…幸せだなって感じることができた2週間でした。

東京では、毎日が満員電車。歩いていて人を避けながら進まなくてはいけないけど、奄美大島では人とぶつかることはほとんどなく、すれ違う人みんなが友達!というくらい心が広い人が多くて、いつか私もここに住みたいなーとまで思える2週間でした。

加計呂麻島の堤防
丸い石だらけの海岸
何往復もした就業先までの道