島キャン実施レポート

2018年夏 徳之島に上陸

2018年夏 徳之島
伊仙町役場
8/28~9/11
中央大学総合政策学部  池田あゆみ
伊仙町役場未来創生課へ島キャン
伊仙町活性化のために
最後にみんなで集合写真:)

私は、徳之島伊仙町の未来創生課にお世話になりました。未来創生課の仕事内容は、伊仙町のPRや、ふるさと納税の管理、徳之島への移住希望者の支援などでした。2週間という短い期間のため、できる仕事は限られていましたが、移住希望者のための徳之島観光ツアーの企画会議に参加したり、地域おこし協力隊の方にお会いしてお仕事をお手伝いしたり、伊仙町の自然や歴史を勉強したりと、貴重な経験を積むことができました。また、未来創生課の仕事だけでなく、福祉課のお仕事を見学させていただいたり、議会を見たりすることができ、役場の様々な仕事を知ることができました。

今、地方創生の政策が重視されており、私も地域活性化に貢献する仕事をしたいと漠然と考えていました。しかし、今回島キャンに参加して、1つの地域が具体的にどのように活性化のために働いているのかを知らなかったことに気づくことができました。徳之島は移住希望者の増加のために様々な支援をおこなっており、また、伊仙町への移住者は私の想像以上に多く、徳之島内外の人が徳之島の良さを理解している点にとても魅力を感じました。今年の夏に島キャンで、伊仙町役場未来創生課に行けたことは、とてもありがたいことだったと感じています。社会に出た時に、私が地方の活性化のために、できることは何かを改めて考える良い機会となりました。

みんなに教えたくない徳之島
ガジュマルの根っこのぶらんこ

私は、徳之島が初めての島訪問だったのですが、島はこんなに良いところだったのかと思わせてくれる場所でした。もちろん空や海、森などの自然環境が素晴らしく、日本でこんなにきれいな空や海がみられるのか、こんなにかっこいい木があるのかと驚きました。

しかし、私が徳之島を大好きになった最大の理由は、出会ったすべての人が生き生きしていて素敵だったからです。徳之島の小学生は、すれ違うたびに必ず挨拶してくれて感動。一見怖そうな徳之島のおじさんたちの優しい笑顔に感動。徳之島のお母さんたちの本当のお母さんを超える包容力に感動。感動の嵐で、帰りのフェリーでは涙が止まりませんでした。観光地として有名ではない徳之島ですが、観光地として有名になってほしくない、今のままがいいと思える町でした。それでも徳之島にとって活性化は必要なことであるので、私のように本当に魅了された人がたくさん移住してくれればいいなと思います。

国産コーヒーin 徳之島
私の仕事の証 グァバの木の苗で作った防風林

伊仙町未来創生課でのインターン中に、徳之島で国産コーヒーの生産をおこなっている、地域おこし協力隊の宮出さんのコーヒー農園で農業体験をさせていただきました。一日しかなく多くのことはできませんでしたが、この日はコーヒーの木を台風から守るため、グァバの木の苗で防風林を作りました。スコップをどこかに置き忘れて素手で土を掘ったり、激しいスコールにあいぐちょぐちょになったり、野性的で青春な農業体験でした。コーヒーの木々は深い森の中で育てられており、知らない人であれば絶対に立ち入らないような深い森に連れて行っていただき、長年そこに立ち続けている木の偉大さに圧倒されました。何時間でもいたくなるような居心地のいい森でした。

宮出さんは、徳之島の国産コーヒーをより多くの人に知ってもらうために様々な活動をおこなっていました。彼の、自身が楽しみながらも地域のためにもなっている自分だけにしかできない活動に感銘を受けました。私も自分にしかできないことを仕事にしたいと強く思いました。

シュノーケリング後の記念撮影
きれいな海とゴリラ岩
宮出さんのコーヒーの実