島キャン実施レポート

平成最後のスバラシイ夏!!!

2018年夏 海士町
海士町観光協会
8/1~8/14
立教大学/観光学部  梶谷春奈
島の人の温かさに触れ、自然に触れ、素晴らしすぎた海士町での暮らしのはなし
はたらくこと
これは働いたあとのとある日のビアガーデンでの1枚。

島キャンで自分の事業先になるまで名前すら知らなかった海士町。私は、きっとご縁があって海士町に来たのだから、いろんな人から見た海士町の魅力を知りたい!と考えていました。そこで、私は片っ端から会う方全員に「なぜ海士町に来たのか」を聞いてみることにしたのです。そうすると、ある1つの発見がありました。それは、「はたらくことは何かの目標や夢、あるいはやりたいことを叶えるための手段である」ということです。私が質問させていただいた方々は、「私は将来こういうことがしたくて、そのための勉強をする為に来たんだよ」というような、今の仕事の先には夢があって、夢のために、夢を忘れずに、楽しく頑張っているような方が多かったように感じます。だからなのか、私にはこの島の人々はとてもキラキラして見えました。この島の魅力は「人」であり、海士町の人は非常に活気がある、と島にいる間に何度も耳にしました。この島の人々に活気があると言われる所以は、もしかしたらここにあるのではないでしょうか。

海士町の魅力
港でほとんど毎日見られるお見送りの光景。毎日誰かが誰かをお見送りしている、ってなんだか素敵ですよね。

私が海士町に来て一番に感じたこと、それが「人の温かさ」です。海士町は、Iターンで来られた方が多いと言われています。実際に私がお世話になった方に出身を聞くと、海士町ではないという方が数多くいらっしゃいました。そういう方も多い町だからなのか、観光協会の方をはじめ、シェアハウスがある崎村の方など外から来た者であるわたしや他のインターン生にも本当によくしていただきました。村の方々がBBQをする際に呼んでいただいたり、潜りに海へ連れて行っていただいたり、最後に島を出るときにはお見送りに来ていただいたり...。もう話し始めたら止まりません!たった2週間しかいなかったけれど、必ずまた帰ってきたいと思える場所となりました。海士町は隠岐諸島の中でも観光資源が少ない、なんて言われていますが、この島の魅力はなんていったって「人」だと思います!

本質のはなし
盆踊り大会での1枚。

お盆だから帰省する、というお世話になった観光協会の方と偶然、帰りのフェリーが同じで、3時間いろんなお話をさせていただきました。その中で、盆踊り大会の話をしました。この方はふと、「なんで盆踊りは赤の提灯なんだろう」と疑問に思ったそうです。それを調べてみると、赤の提灯でないといけないきちんとした意味があったそうです。その方は、「これって、ちゃんと分かっている人どのくらいいるんだろうね、そもそもこのことを疑問に思う人も。もしも、ただ単純に、盆踊りって今までずっと赤の提灯だったからなんとなくで使ってしまっている人の方が多くなっちゃってるんだとしたら、本質が抜けてしまっていて、なんだか勿体無いよね、せっかく文化は続いているのにね」とおっしゃっていました。しっかりと受け継がれている伝統に見えても、実は本質が伴っていない、っていうことがきっと今の時代、多いのではないでしょうか。その「本質」というところまできちんと受け継がれていたらより素敵ですよね。それに、私には考えたこともないことだったので、そんな物の見方ができたらな、と感じました。くだらない話の方が多かったんですけどね(笑)いろんなことを吸収した2週間でした。あー!楽しかった!!!

ビアガーデン。外から見てもキラキラして見えます。
私が住んでいた崎村でつくられた梅ジャム。美味しすぎて買ってしまいました。お世話になった崎村の方の想いを感じるからより美味しく感じるのかな。食べるたびに崎村を思い出します。全部食べ終わってしまうのが寂しい!うーん、でも食べたい!